ノラ猫の警戒心を和らげるには?

2023年3月19日

徐々に縮まる距離

少しずつ縮まってきたニャンと私との距離。最初の頃は私が2階から見ているだけでも食べるのをやめてこちらを見ていたくらいだったのに、5月になってからからは半径1メートル以内、そして5月末には30センチ以内まで接近してきました。

ノラ猫なので大体日の出とともに起きているのか、私が起きられるぎりぎりの早い時間の6時には家の玄関近くで待つようになっていました。当時深夜過ぎまで勉強をしていた私には6時に起き上がるのはなかなか気合が必要でしたが、あのつぶらな瞳で私を頼りにして待っていてくれていると思うと自然と目が覚めてしまいます。

「ニャンおはよう。」と言って一日が始まるので、たまにいない時があるとその日は一日中落ち着かなく、何回も何回も玄関のドアを開けては溜息をついていました。他にもフードをあげているお宅はあったのかもしれません。

というのも、私がニャンを最初に見たのは2019年の4月ごろのことで、私が本格的にフードをあげ始めた2020年の4月ごろまでは空白があって、その間どこかでフードをもらっていた可能性は充分に考えられるからでした。

やっぱり猫はチャオちゅーるが大好き

私はニャンと仲良くなりたいばかりに、いなばのチャオちゅーるをせっせと買い込んで、毎日のようにあげていました。

ちゅーるが大好きなニャンは、私がちゅーるを持ってくると舌なめずりして、6月4日には息子が持ったお皿に入ったチュールを食べるまでになり、スティックちゅーるに至っては直接あげようとすると猫パンチで取ろうとしたり、6月8日にはついに直接食べるまでになりました。

まだ仔猫だと思っていたのに

このような作戦の甲斐あってかほぼ毎日来るようになりました。そして6月10日、目を疑うような出来事がおこりました。

1歳にはなっているはずのニャンでしたが、見た目は成猫よりも小柄で仔猫のようだったので、この様子を見たときには衝撃が走りました。

かなりの望遠で見づらいのですが、ニャンのお腹のあたりに小さな何かがくっついています。なんと仔猫が1匹いるではありませんか。

ニャンは私の見えるところに仔猫を連れてきてくれて、堂々とおっぱいをあげていたのでした。

今までは小柄なニャンを見て、もしメスだったら仔猫を何匹も産んでしまうかも、という心配ばかりをしていたので、もうすでに母猫で子育て中だとは夢にも思っていなかったのです。フードをあげてからの約1ヶ月間、ニャンは赤ちゃんを育てながら私のところに来ていたなんて…

ニャンにそっくりのその仔猫はすくすくと育っていました。もともと1匹しか産まれていなかったのかどうなのか、それはわかりませんが、過酷な環境の中でこの子は無事に育っていたのです。

あんなにフードをたくさん食べていたのにはわけがあったんだね。雨宿りできるもできたからきっと安心したのでしょう。

私は、小さなその子を子ニャンと呼ぶようになりました。